2-5. 面積チェック
建築面積と床面積の条件をクリアする建築物のボリュームを導く。
各階の床面積をコマ数に換算して、「1-4. 面積条件整理」の最大コマ数に近づけていきます。
目標時間:5分(試験開始後 55分)
使用する製図道具
- 製図用シャーペン
- 消しゴム
- 電卓
2-5-1. 建築面積
2-2. 計画可能範囲で導いた最大平面形状で計画したときの建築面積を算出して、コマ数に換算する。
上記のコマ数が、1-4. 面積条件整理の最大建築面積のコマ数より小さいことを確認する。
大きい場合には、長辺と短辺の一方もしくは両方の長さを変更して、最大建築面積より小さくなるように調整する。
2-5-2. 上階の床面積
上階の床面積をコマ数で表記する。
吹抜けや二層居室、セットバックなどにより上階の床面積が小さくなる場合は、その減少部分をコマ数から差し引いておく。
2-5-3. 全体ボリューム
各階のコマ数を合計して、建築物の合計コマ数を算出する。
1-4. 面積条件整理の床面積の指定範囲の上限より小さいことを確認する。
2-5-4. ボリューム調整
最大建築面積より小さい平面形状で、床面積の指定範囲の上限に近いコマ数になるよう建築物のボリュームを調整する。
上記画像の例では、初めに検討したボリュームでは建築面積はクリアしているが、床面積の合計がオーバーしている。
次に、長辺方向を7mグリッドと仮定して、長辺を42m(=7m×6スパン)にして再検討している。こちらも建築面積はクリアしているが、床面積の合計がオーバーしている。
最後に、長辺方向を6mグリッドと仮定して、長辺を36m(=6m×6スパン)にして再検討している。令和2年度は、1-4. 面積条件整理の床面積の指定範囲の上限が61コマであったので、ちょうどよいサイズになったことが確認できる。
設計条件の整理
建物構成の検討
プランニング