2-6. 部門コマ数

2-6. 部門コマ数

部門ごとに床面積をコマ数にして整理する。

「1-2. 面積・設置階の想定」の部門ごとの想定合計面積に廊下係数を掛けて、廊下や便所などの室等を含めた必要面積を算出する。

2-6. 部門コマ数 完成イメージ
2-6. 部門コマ数 完成イメージ

目標時間:5分(試験開始後 60分)

使用する製図道具

  • 製図用シャーペン
  • 消しゴム
  • ヘキサスケール
  • フリクション(赤、オレンジ、青)
2-6. 部門コマ数
  1. 2-6-1. 表の作成
  2. 2-6-2. 床面積のコマ数整理
  3. 2-6-3. 合計コマ数の算出
2-6. 部門コマ数 下書用紙の記入スペース
2-6. 部門コマ数 下書用紙の記入スペース

2-6-1. 表の作成

2-6-1. 部門コマ数 表の作成
2-6-1. 部門コマ数 表の作成

部門分けを考慮しながら、行の見出し(一番左の列)に部門名を記入する。部門名は頭文字などの表記だけでもよく、管理部門は略して「K」と記載している。

また、建築物の階数に応じて、列の見出し(一番上の行)に階数を記入する。

基本的には、6行×5列の表を作成すればよい。

部門分けは、「A部門」「B部門」「共用部門」「管理部門(設備部門を含む)」が基本となる。

基準階型の場合、3階以上は各階が同じ計画になるので、階数の表示を「3」→「3〜5」などとすればよい。

2-6-2. 床面積のコマ数整理

2-6-2. 部門コマ数 床面積のコマ数整理
2-6-2. 部門コマ数 床面積のコマ数整理

部門ごとに、各階の空欄に床面積とコアのイメージ図を書き込んで、コマ数に換算して整理していく。部門を設置しない階の空欄には、斜線をかけておく。

コマ数への換算は、床面積を49㎡で割る。

0.5コマ単位になるように、小数点第2位を切り上げる


1-2. 面積・設置階の想定では、廊下や便所などの具体的な指示のない室等の面積は検討していない。それらの室等の面積を加算するために、要求室の想定合計面積に廊下係数を掛ける。

廊下係数は、1.1〜1.4の範囲で設定する。
1.4 A部門・B部門
1.3 A部門・B部門 ※加算面積の調整
1.2 管理部門(設備部門を含む)
1.1 共用部門


各部門のコアは、階段とEVのイメージ図を書き込む。A部門は、B部門はオレンジ、管理部門はのフリクションを使う。設計条件により、A部門とB部門でコアを兼用できる場合にはその旨を記載して、一方にだけコアを表記する。

コマ数は、施設利用者用と管理者用のどちらも1コマで考えておけばよい。階段・EVに特殊な条件があり1コマでは足りないと考えられる場合は、条件に従いコマ数を増やして考える。

2-6-3. 合計コマ数の算出

2-6-3. 部門コマ数 合計コマ数の算出
2-6-3. 部門コマ数 合計コマ数の算出

部門ごとの合計コマ数および階ごとの合計コマ数を算出して、計画建物全体の合計コマ数も求める。

部門ごとの合計コマ数は、3-1. ゾーニング以降の手順でプランニングをしていく際の検討材料になる。

階ごとの合計コマ数は、2-5. 面積チェックで想定した各階のコマ数より小さいことを確認する。


3-1. ゾーニング 完成イメージ
3-1. ゾーニング 完成イメージ

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建物構成の検討

プランニング

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