2-2. 計画可能範囲
外構計画と後退距離の算定から建築物の計画可能範囲を導く。
「2-5. 面積チェック」で面積条件への適合を確認するので、最大建築面積をオーバーする大きさになっても構わない。
建築物の最大平面形状を導くことが目的。

目標時間:5分(試験開始後 44分)
使用する製図道具
- 製図用シャーペン
- 消しゴム
- ヘキサスケール

2-2-1. 外構計画

1-7. 外構条件整理で整理した外構(屋外施設)の配置を検討する。
具体的な計画は3-5. 1/400エスキスで行うが、外構が納まるかどうかをおおまかに考えながら配置を決める。
特にアプローチとのつながりに注意して、場合によってはアプローチの設定を変更する。
2-2-2. 後退距離の算定

次の式を用いて、道路斜線をクリアするために必要な後退距離を算定する。
(建築物の高さ÷斜線勾配-道路幅員)÷ 2
800角の柱を想定して、外壁芯から0.4mの位置で後退距離をみておくとよい。
答案用紙の方眼に合う計画のほうが作図時間が短くなるので、0.5m単位を避けて後退距離を満足する離隔距離を設定する。
2-2-3. 離隔距離

敷地境界線からの最小離隔距離を、丸囲いで書き込む。
「2-2-1. 外構計画」と「2-2-2. 後退距離の算定」により離隔距離を決め、特に制限がかからない敷地境界線からの離隔距離は2mとする。
離隔距離をもとに引いた敷地境界線と平行する線により囲まれた部分が、計画可能範囲である。
計画可能範囲の大きさが分かるように、敷地境界線の辺長から離隔距離を差し引いた、残りの寸法を書き出しておく。

設計条件の整理
建物構成の検討
プランニング