手順1|課題文の読み取り

手順1
課題文の読み取り

課題文に記載されている情報を読み取る。

設計条件を正確に読み取ることで、方向性を誤らずにエスキスを進められる。

目標時間:10分(試験開始後 10分)

使用する製図道具

  • 蛍光ペン(ピンク、オレンジ、緑、青)
  • フリクション(赤、青、緑)

1-0. マーキングの色分け

蛍光ペンの色分けは、次のとおり。

  • ピンク:動線計画やゾーニングに関する事項
  • オレンジ:重要ポイント
  • :計画する設備や家具什器、要求室内のスペースやコーナー
  • :管理部門内(設備を含む)に計画する質やパイプシャフト類

フリクションの色分けは、次のとおり。

  • :数値や強調しておきたいポイント、その他のメモ書き
  • :敷地図に書き込む道路斜線の2Aエリア
  • :敷地図に書き込む車輌進入禁止エリア

1-1. 主文

施設の目的や要求事項、部門構成にマーキングする。

マーキングの例

この課題は、戸建て住宅を中心とした住宅地に建つ地域に密着した高齢者介護施設を計画するものである。この施設は、「ユニットケア」を行う3つのユニットからなる居住部門と、「通い」と短期間の宿泊等を組み合わせたサービスを行う居宅サービス部門等で構成され、地域の高齢者へのサービスを提供するとともに、地域の人々との交流を図るものとすることが求められている。

出典:令和2年 一級建築士試験「設計製図の試験」

主文には、設計課題の骨格となるポイントが端的に示されます。どのような建築物を設計するかのよりどころになるので、正確に読み取りましょう。

1-2. 留意事項

キーワードにマーキングする。

マーキングの例

建築計画、構造計画及び設備計画については、次の点に特に留意して計画する。
(1) 居室の採光について適切に計画する。
(2) 屋内の廊下については、有効幅員1.8m以上を確保する。
(3) 基礎構造については、地盤条件や経済性を踏まえ適切に計画する。
(4) 日射負荷抑制が必要な室のガラスは、Low-Eガラスを使用する。
(5) 各種設備については、環境負荷低減に配慮して計画する。
(6) 設備機器の搬出入及び更新に配慮して計画する。
(7) インフルエンザやノロウイルスへの対策を考慮して計画する。
(8) 建築物の外壁の開口部で延焼のおそれのある部分には、所定の防火設備を適切に計画する。また、防火区画(面積区画・竪穴区画)が必要な部分には、所定の防火設備を用いて適切に区画する。
(9) 地上に通ずる2以上の直通階段を適切に計画する。また、必要に応じて、「敷地内の避難上必要な通路」を適切に計画する。
(10) 計画に際し、「建築物の外壁面と隣地境界線等との角度の応じた延焼のおそれのない部分の計算」、「天空率に関する規定の計算」及び「避難上の安全の検証」は行わないものとする。

出典:令和2年 一級建築士試験「設計製図の試験」

1-3. 計画の要点等

キーワードにマーキングする。

マーキングの例

建築計画、構造計画及び設備計画について、次の(1)〜(8)の要点等を具体的に記述する。なお、要求図面では表せない事項についても記述する。また、(1)、(3)及び(5)については、必ず【イメージズ記入欄】に、平面図、断面図、イラスト等により当該計画に対する考え方等を示したうえで、当該要点等を記述する。
(1) 居住部門の個室の計画において、「入居者の住みやすさ」及び「介護のしやすさ」について考慮したこと
(2) 居住部門及び居宅サービス部門のスタッフルーム等介護に必要な諸室の配置について考慮したこと
(3) 共同生活室及びデイルームについて、自然光を取り込みつつ、冷房時の負荷抑制を図るために、建築計画において工夫したこと(Low-Eガラスを使用する工夫を除く。)
(4) 建築物の構造計画について、建築物の特性に応じて採用した構造種別耐震計算ルートとそれらを採用するに当たり、耐震性を確保するために考慮したこと
(5) 車寄せの屋根・庇等となる部分の寸法有効高さ及び車寄せの屋根・庇等の構造計画(各種寸法、部材の性質、支持方法及び耐震性等)について考慮したこと
(6) 地盤条件や経済性を踏まえた、支持層の考え方採用した基礎構造とその基礎底面のレベルについて考慮したこと
(7) インフルエンザやノロウイルスへの対策について、建築計画設備計画において考慮したこと
(8) 高齢者介護施設としての空調方式について、採用した空調方式その理由

出典:令和2年 一級建築士試験「設計製図の試験」

1-4. 防火設備等の凡例

重要ポイントに囲いをつけ、延焼ラインの図と防火設備の表示にメモ書きを残す。

1-5. 敷地図(詳細図を含む)

敷地の辺長、道路幅員、方位、道路境界線、特徴的な周辺条件に囲いをつけ、延焼ラインと道路斜線の2Aエリア、車輌進入禁止エリアを落とし込む。地盤略断面図や部分詳細図がある場合は、重要ポイントに囲いやメモ書きを残す。

1-6. 敷地及び周辺条件

重要ポイントにマーキング、斜線勾配と建蔽率に囲いをつけて、最大建築面積をメモする。

1-7. 建築物(要求室以外)

1-8. その他の施設等

要求される外構をマーキングする。

マーキングの例

(1) 駐車場は、平面駐車とし、車椅子使用者用として1台分、送迎用として1台分、サービス用として1台分のスペースを設ける。なお、職員、訪問介護、入居者の家族用の駐車場については近隣の駐車場を利用する。
(2) 敷地内の駐輪場は、10台分を設ける。
(3) 福祉車両等(車両の高さは最大2.8m)が利用する「車寄せ」を設ける。なお、雨天時の乗降に配慮し、「車寄せ」には、屋根・庇等を設ける。

出典:令和2年 一級建築士試験「設計製図の試験」

1-9. 建築物(要求室)

1-10. 要求図面

1-11. 面積表


>> 手順2|面積・設置階の想定へ進む


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