1-7. 外構条件整理

1-7. 外構条件整理

屋外(建築物の屋上を含む)に計画する外構を整理する。

要求室の表の特記事項欄でテラスなどが指示されることもあるので要注意。

1-7. 外構条件整理 完成イメージ
1-7. 外構条件整理 完成イメージ

目標時間:3分(試験開始後 37分)

使用する製図道具

  • 製図用シャーペン
  • 消しゴム
1-7. 外構条件整理
  1. 1-7-1. 駐車場
  2. 1-7-2. 駐輪場
  3. 1-7-3. その他の外構
1-7. 外構条件整理 下書用紙の記入スペース
1-7. 外構条件整理 下書用紙の記入スペース

1-7-1. 駐車場

1-7-1. 外構条件整理 駐車場
1-7-1. 外構条件整理 駐車場

車椅子使用者用の駐車場は、幅3.5m×奥行5.0mのスペースを確保する。

サービス用の駐車場は、幅2.5m×奥行5.0mのスペースを確保する。

その他に問題用紙で指定される車両(トラック・送迎車など)は、設計条件に従う。特に指定がない場合、幅3.5m×奥行5.0mのスペースを確保するのが望ましい。

施設利用者用と指示された場合は、幅2.5m×奥行5.0mの駐車スペースを確保する。

1-7-2. 駐輪場

1-7-2. 外構条件整理 駐輪場
1-7-2. 外構条件整理 駐輪場

1台の駐輪スペースを幅0.5m×奥行2.0mとして、指定された台数分のスペースを確保する。

必ず通路部分とセットで計画し、その通路幅は2.0mを確保するのが望ましい。

建築物の柱型などが障害にならず、有効幅が1.5m確保できれば、支障なく自転車を押しながら歩くことができる。しかし、方眼のマス目に合わせた寸法で計画したほうが作図がしやすいので、通路幅は2.0mと考えておくとよい。

1-7-3. その他の外構

1-7-3. 外構条件整理 その他の外構
1-7-3. 外構条件整理 その他の外構

駐車場と駐輪場以外で、過去に出題された外構(屋外施設)には次のようなものがある。

  • 車寄せ+屋根・庇
  • 屋上庭園・屋上広場
  • 屋外テラス・屋外遊戯場
  • トラックヤード(駐車場の一種)
  • 屋外販売スペース

どのような外構が指示されても、問題用紙の文章をイメージ図に書き起こす。

面積や形状(10m四方・12m以上の円が入るスペースなど)だけでなく、要求室や隣地とのつながり・眺望などの動線計画も必ずメモする。

基本的に、外構(屋外施設)は【3.その他の施設等】で指示されますが、要求室の表の特記事項欄にて「テラス」や「バルコニー」が指示されることもあるので、注意が必要。

「〇〇を設ける」の表記しかなく、面積や形状、他の要求室との動線などが指示されない場合は、イメージ図に書き起こす必要はありません。(令和2年 設計製図の試験 参照)


2-1. アプローチ 完成イメージ
2-1. アプローチ 完成イメージ

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