建築士用語辞典

な行

日照率

可照時間に対する日照時間の割合。太陽熱利用や太陽光利用の目安になる。
た行

大気透過率

大気透過率とは、日射量を求めるときに必要な大気の透明度を示したものをいう。太陽定数(大気に到達する日射量)に対する、直達日射量(太陽が天頂にあるときの地表に到達する日射量)の比率で表される。
た行

代謝量

代謝量とは、人体活動により発生する熱量(顕熱と潜熱の合計)をいう。別名「作業量」椅座安静時(椅子に座って安静にしている状態)における成人の代謝量(約58.2W/㎡)を基準とし、単位はメットで表す。
さ行

細骨材

コンクリートの材料である骨材(砂や砂利)のうち、5mm未満のもの。JIS規格では、10mm網ふるいを全部通り、5mm網ふるいを質量換算で85%以上通るものを細骨材と呼んでいる。
た行

タイトフレーム

タイトフレームとは、折板屋根において梁と折板との固定に使用する山形の部材をいう。タイトフレームを受梁にアーク溶接接合することで取付けされる。
さ行

材齢

コンクリートを練り混ぜてからの経過日数。コンクリートの強度を測るために、4週(28日)で強度試験を行うことが多い。
さ行

逆打ち工法

掘削と並行して地下構造物を構築していく山留め工事の工法。支保工として機能する地下構造物の下部で地下作業を行うので、施工手順を十分に検討する必要がある。
さ行

座金

ボルトやナットと部材の間に挟む金属製の孔あきの薄い板状の部品。別名「ワッシャー」部材へのめり込みやボルトのゆるみを防ぐ目的で使用される。
さ行

ささら桁

階段の踏板(段板)を乗せて支える部材。吹抜け空間の一部に設けられる階段で使用されることが多い。
た行

ダイアフラム

ダイアフラムとは、鉄骨構造の柱と梁を接合するための板状の部材をいう。「ダイヤフラム」とも言われる。「通しダイアフラム」「内ダイアフラム」「外ダイアフラム」の3つの形式がある。
た行

耐火構造

耐火構造とは、建築基準法第2条第1項第七号で定義される性能を有する構造をいう。簡単に言うと、火災による建築物の倒壊及び延焼を防止するだけの性能をもつ構造と言える。
か行

カーテンウォール

非耐力壁の総称で、構造体の外周に設けられる工場生産された外装建材。金属系材料を用いたものと、コンクリート系材料を用いたものに大別される。
あ行

アースオーガー

既製杭のプレボーリング工法(セメントミルク工法)に用いられる、地盤に丸い孔を掘削する建設機械。電動または油圧で駆動し、ドリル部分(スクリューオーガー)が回転することで、地盤を掘削する。
か行

外圧係数

建築物や工作物の外表面にかかる圧力を係数で表したもの。風力係数の算出に用いられ、形状に応じて数値が定められている。
あ行

アーツ・アンド・クラフツ

ウィリアム・モリスが起こした工芸運動。大量生産による品質の低下に対して、手仕事の精巧な美しさを復活させ、デザインによる生活と芸術の統一を目指した。
か行

外気冷房

中間期(春・秋)や冬期でも冷房が必要な場合に、低温な外気を導入して冷房を行う空調方式。冷凍機を運転せずに冷房を行うので、省エネルギーを図ることができる。内部発熱が多い事務所やデパートなどで採用される。
あ行

アール・ヌーヴォー

フランス語で「新しい芸術」を意味する装飾美術の様式。19世紀末のベルギーに端を発して、その後フランスとベルギーを中心にヨーロッパ全土に広まった。有機的な曲線や曲面をモチーフに、鉄やガラスなどを用いて作り出す情感豊かな造形が特徴。ヴィクトール...
か行

介護療養型医療施設

病状が安定している長期患者で、常時医学的管理が必要な要介護者のための治療機能・療養機能をもつ施設。別名「療養病床」医療保険が適用される「医療型療養病床」と、介護保険が適用される「介護型療養病床」の2種類がある。
あ行

朝顔

高所からの落下物による危害を防止するために設置される棚。別名「防護棚」仮設工事のひとつで、設置基準が定められている。
か行

介護老人保険施設

病状安定期にある要介護高齢者に対して、医療ケアと介護福祉サービスを提供する施設。入所および通所の形でサービスを提供し、家庭復帰を促進することが目的である。