一級建築士試験の学習スタイル

資格学校の特徴

ここで言う資格学校とは、一級建築士試験の通学講座を提供している団体を指しています。

総合資格学院日建学院が有名ですが、TAC全日本建築士会も含みます。その他にも、限定的なエリアで一級建築士試験の対策講座を開いている私塾のようなところもありますが、それらはこの記事では対象外とします。


資格学校のメリット
  • 教材が充実している
  • 講師に対面で教えてもらえる
  • 他の受験生と接点をもてる

資格学校のメリット1
教材が充実している

学科試験では、五科目のテキストと問題集、法令集のセットがもらえます。資格学校によっては、補助テキストが準備されていることもあります。

設計製図試験では、過去問やオリジナル課題だけでなく、設計製図試験に特化した対策テキストやその年の課題を分析した資料も手に入ります。

テキストやオリジナル課題は、基本的に資格学校でしかもらえないので、教材を手に入れるために資格学校へ入校する人もいます。

資格学校のメリット2
講師に対面で教えてもらえる

設計製図試験の勉強をしているときに、特にこのメリットを感じます。

学科試験対策でも、ライブ講義が行われている資格学校では、講師に対面で教えてもらうことができます。

何をどのように調べたらいいか見当もつかないことが出てきたときに、知識のある人に質問できる環境があれば安心できます。

資格学校のメリット3
他の受験生と接点をもてる

通信講座や独学と違って、資格学校に通っていると他の受験生と接点をもつことになります。

交流しているうちに、試験対策に役立つ情報が入ってきたり、勉強をがんばる姿に刺激を受けたりするなどの、相乗効果が期待できます。

孤独が苦手な人や、自分でペースをつくれない人にとっては、同じ目標に向かってがんばる人が側にいることは励みになります。


資格学校のデメリット
  • 学費が高い
  • 拘束時間が長い
  • 通学エリアが限られる

資格学校のデメリット1
学費が高い

学科試験と設計製図試験の対策講座を合わせると、約20〜130万円の学費がかかります。オプション講義を追加すると、さらに高額になります。

資格学校によっては、対策講座の料金が年々上がっていたりもします。

※調査対象は、総合資格学院、日建学院、TAC、全日本建築士会の4団体。2021年6月調査。

資格学校のデメリット2
拘束時間が長い

教室と自宅や職場の位置関係にもよりますが、通学に片道1時間かかることもあります。

授業時間は3時間程度から、長ければ丸一日使います。特に学科試験が終わってから設計製図試験の約3ヶ月間は、休みの日をすべて返上する覚悟が必要です。

資格学校のデメリット3
通学エリアが限られる

全国展開をしている資格学校もありますが、それでも都道府県によっては一校しかなかったりします。

通学できない場合は、資格学校の通信講座を受講するという手もありますが、資格学校を選ぶメリットは薄れてしまいます。

通信講座の特徴

スタディングや合格ロケット、SATと独学パスポート研究会などがあります。

資格学校の通信講座は対象外とします。


通信講座のメリット
  • 学費が安い
  • 教材やカリキュラムが手に入る
  • 自分のペースで勉強できる

通信講座のメリット1
学費が安い

通信講座のメリット3
自分のペースで勉強できる

通信講座のデメリット
  • 有名なサービス提供元が少ない
  • 利用者の情報が少ない
  • 継続できない

通信講座のデメリット1
有名なサービス提供元が少ない

通信講座のデメリット2
利用者の情報が少ない

通信講座のデメリット3
継続できない

独学の特徴

独学のメリット
  • 学費を最低限に抑えられる
  • 時間と場所を選ばない

独学のメリット1
学費を最低限に抑えられる

独学のメリット2
時間と場所を選ばない

独学のデメリット
  • 分析や資料集めも自己責任
  • 自制心に左右される
  • コーチングしてもらえない

独学のデメリット1
分析や資料集めも自己責任

独学のデメリット2
自制心に左右される

独学のデメリット3
コーチングしてもらえない

おすすめの学習スタイル

イチラボでおすすめする学習スタイルは、学科試験対策は独学、設計製図試験対策は資格学校+αです。

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