第90条(鋼材等)


 鋼材等の許容応力度は、次の表1又は表2の数値によらなければならない。

1

種類\許容応力度長期に生ずる力に対する許容応力度(単位 N/mm2)短期に生ずる力に対する許容応力度(単位 N/mm2)
圧縮引張り曲げせん断圧縮引張り曲げせん断
炭素鋼構造用鋼材F/1.5F/1.5F/1.5F/(1.5√3)長期に生ずる力に対する圧縮、引張り、曲げ又はせん断の許容応力度のそれぞれの数値の1.5倍とする。
ボルト黒皮F/1.5
仕上げF/1.5F/2(Fが240を超えるボルトについて、国土交通大臣がこれと異なる数値を定めた場合は、その定めた数値)
構造用ケーブルF/1.5
リベット鋼F/1.5F/2
鋳鋼F/1.5F/1.5F/1.5F/(1.5√3)
ステンレス鋼構造用鋼材F/1.5F/1.5F/1.5F/(1.5√3)
ボルトF/1.5F/(1.5√3)
構造用ケーブルF/1.5
鋳鋼F/1.5F/1.5F/1.5F/(1.5√3)
鋳鉄F/1.5
この表において、Fは、鋼材等の種類及び品質に応じて国土交通大臣が定める基準強度(単位 N/mm2)を表すものとする。

2

種類\許容応力度長期に生ずる力に対する許容応力度(単位 N/mm2短期に生ずる力に対する許容応力度(単位 N/mm2
圧縮引張り圧縮引張り
せん断補強以外に用いる場合せん断補強に用いる場合せん断補強以外に用いる場合せん断補強に用いる場合
丸鋼F/1.5(当該数値が155を超える場合には、155)F/1.5(当該数値が155を超える場合には、155)F/1.5(当該数値が195を超える場合には、195)FFF(当該数値が295を超える場合には、295)
異形鉄筋径28mm以下のものF/1.5(当該数値が215を超える場合には、215)F/1.5(当該数値が215を超える場合には、215)F/1.5(当該数値が195を超える場合には、195)FFF(当該数値が390を超える場合には、390)
径28mmを超えるものF/1.5(当該数値が195を超える場合には、195)F/1.5(当該数値が195を超える場合には、195)F/1.5(当該数値が195を超える場合には、195)FFF(当該数値が390を超える場合には、390)
鉄線の径が4mm以上の溶接金網F/1.5F/1.5F(ただし、床版に用いる場合に限る。)F
この表において、Fは、表1に規定する基準強度を表すものとする。

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