住宅の形式

学習の内容
  • 住宅の形式

住宅の形式

モビリティーハウス

車いす使用者、歩行困難者などに配慮して「アクセスが可能」「通路幅の確保」「段差の解消」の基本条件を満たした住宅である。

アジャスタブルハウス

可変間仕切りや上下可動の衛生設備等を備え、可動性可変性を持たせた住宅。身体障がい者でもここの障がいの度合いが異なるので、その特製の違いに対応することを目的としている。

ハーフウェイハウス

病院での治療・訓練を終了した人が、日常生活への復帰に向けてADL(日常生活動作)訓練を受けることができるリハビリテーション施設。欧米諸国では一般的な施設であるが、日本では発展途上である。ハーフは、病院と家庭の「中間」の意味。

シルバーハウジング

高齢者を入居対象とした集合住宅。10〜30所帯に1名程度のライフサポートアドバイザー(LSA)を配置し、高齢者向け施設や緊急通報システムが組み込まれている。

ハウスアダプテーション

既存住宅を、そこで暮らす高齢者や身体障がい者などが住み続けられるように改造すること。高齢者等の身体状況に応じて、開口部や通路の有効幅員、段差等の日常生活上の障がいを取り除くことにより、住みやすい家を実現する。

コレクティブハウス(協同居住型集合住宅)

高齢者・単身者・乳幼児を抱える共働き夫婦など複数の家族が共同で、食事・家事・育児等を分担し合うことにより、豊かなコミュニティを創ることを目的とした協同居住型の集合住宅である。都市における集合住宅のひとつの型であり、個人生活のプライベートな領域だけでなく、共用生活空間があるのが特徴。

コーポラティブハウス(協同組合運営方式の集合住宅)

自らが居住するための住宅を建設しようとする者が協同組合を設立し、協力して企画・設計から入居・管理までを運営する協同組合運営方式により建設される集合住宅。

シェアハウス(シェアードハウス)

複数の住戸・住室に、共用の台所・浴室・便所などを併設した集合住宅。

順応型プラン

入居者のライフスタイルやライフステージの変化に対応するため、構造・構法システムの工夫によって住戸内部の間仕切りなどを変更できるようにしたプラン(間取り)。

スケルトン・インフィル住宅(S.I.型住宅)

二段階供給方式によって供給される集合住宅。構造躯体部分や共用部分・共用設備(スケルトン:第一段階)と住戸専有部分の内装・間仕切りや専用設備(インフィル:第二段階)が、明確に分けて計画・供給される。スケルトンの耐久性とインフィルの更新性・可変性をに特徴がある。


≪ 計画の教科書に戻る ≫

タイトルとURLをコピーしました