合格基準点と目標点
満点 | 20 |
目標点 | 16 |
足切り点 | 11 |
環境・設備の足切り点(合格基準点)は、10点もしくは11点です。足切り点が10点になるのは、試験が10回あれば1〜2回程度なので、最低でも11点以上は取れるようにしておくべきです。
学科試験は、総得点で100点を取ると合格できます。125点満点の八割が100点なので、学科Ⅱ環境・設備では16点が目標点になります。
得意科目・苦手科目でばらつきは出ますが、試験直前までは目標点を下げずに学習を進めましょう。
過去問の出題傾向
出題分野 | 2020 |
---|---|
環境 | 2 |
換気 | 1 |
伝熱・結露 | 3 |
日照・日影・日射 | 2 |
採光 | 2 |
色彩 | 1 |
音響 | 3 |
空気調和設備 | 5 |
給排水衛生設備 | 2 |
電気・輸送設備 | 3 |
照明設備 | 1 |
消火・防災設備 | 2 |
環境保全 | 2 |
※融合問題(複数の分野から成る問題)は、該当する分野にそれぞれカウントしているため、合計が総問題数の20を超えていることがあります。
環境工学と建築設備から概ね10問ずつ出題されます。ただし、融合問題では、選択肢ごとにそれぞれの分野から出題されることがあります。
学科Ⅱ環境・設備の試験攻略ポイント
学科Ⅱ環境・設備は、環境工学と建築設備を組み合わせた科目です。関連する項目も多々あり、割と似ている分野どうしと言えます。
環境工学では、空気や光などの環境要因が建築物および室内環境に与える影響を考えます。人間が快適に過ごせる環境を研究してきた学者たちが発見した、様々な理論や公式がたびたび出てきます。そのような背景を持つ分野なので、比較的ロジカルな問題が多い傾向にあります。
建築設備では、快適な建築空間を作るためや、いざと言う時の安全確保のために用いられる各種設備の知識が問われます。機器の種類や特徴などの基礎的な知識がメインではあるものの、法適合などに関する実務的な内容も出題されています。
省エネなどの環境配慮のジャンルでは新傾向問題が出ることもありますが、それ以外のジャンルでは出題範囲・出題傾向ともにほとんど変わりません。
環境工学では計算問題や図解問題で確実に得点を取り、建築設備では各種設備の基礎知識を取りこぼさないようにするのがポイントです。